子どもの頃の髪の毛、ずっと実家に眠っていた。ヘアドネーションで手放して、気持ちまで軽くなった話

切った髪 その他

あなたの実家に、「捨てられないけど、どうしよう」なものが眠っていませんか?

うちには、ありました。 小学1年生と4年生のとき切った私の髪が、ビニール袋に入ったまま、ずっと引き出しの中に。

母がなぜ残していたのか、そしてなぜ私がモヤモヤしていたのか

母が残していた理由は「いつかカツラにしよう」という気持ちから。 自分の子の一部だから捨てられない、そういう感覚だったのかもしれません。

ただ、4年生のときの記憶が、ずっと引っかかっていました。

夕方、「切ってほしい」と頼んだあの日。忙しい中、母は手を止めて切ってくれた。 でもカツラ用にと、根本からバッサリ。思った以上に短くなって、私は号泣。 大人になった今でも、その髪を見るたびに「切りすぎだよね」と嫌みが出てしまう。 そのモヤモヤを、ずっと持ち続けていました。


ヘアドネーションという選択肢を知った

現在、母は70代。地毛があるのでカツラを作る気はないようです。

子どもの頃の髪って、何十年経っても傷みが少なくてサラサラ。捨てるのはもったいない、でもこのままでもどうかと思っていたとき、ふと「ヘアドネーション」が頭に浮かびました。

調べてみたら、保管していた髪でも、31cm以上あれば寄付できることがわかって。 これは知らなかった!

ヘアドネーション(イメージ)

送るまでの流れと、知っておきたい注意点

参考にしたのは、こちらのYouTube動画です。条件や流れがわかりやすく紹介されていたので、初めてでも迷わず進められました。

📌 送る前に確認したいこと

髪の長さによって、役立てられる用途が変わります。

  • 31cm以上:子ども用医療ウィッグ(こどもケアウィッグ)の原料に
  • 20〜30cm:漆刷毛・男性用ショートウィッグ・カット練習用ウィッグなどに
  • 10〜20cm:オイル流出事故の吸着材や畑の保水材「ヘアマット」として環境保全に
  • 輪ゴムで束ねて封筒に入れて郵送するだけ(送料は自己負担)
  • 受領証希望の場合は「受領証希望」と明記。ただし31cm以上のみ発行対象

詳しい送り方はリビネット・髪の寄付と送り方をご覧ください。

梱包しながら「やっと送り出せる」という気持ちになりました。 悲しい記憶と一緒にしまいこんでいたものが、誰かの役に立つものに変わる。 それだけで、胸のあたりがすっと軽くなりました。


同じ気持ちの方へ

家に子どもの頃に切った髪がある方、ヘアドネーションへの寄付、本当におすすめします。 ……とはいえ、そんな方、滅多にいないですよね(笑)。

でも、実家や自宅に「捨てられないけど、どうしよう」と思っているものがある方へ。 「捨てる」以外に、必要としている人へ送り出すという選択肢があることを、今回改めて感じました。

物が誰かの手に渡って喜ばれる。自分の気持ちも軽くなる。 手放した後に残るのは、後悔じゃなく、温かい記憶。

そういう手放し方ができるものが、あなたの身の回りにもあるかもしれません。


「捨てる」でも「持ち続ける」でもない選択が、きっとあります。


✂️ 追記:受領証が届きました

先日、リビネットさんから受領証が届きました。

手にしたとき、じんわりと温かい気持ちになりました。

あのモヤモヤをずっと持ち続けていた私が――誰かの役に立てたと思えたことで、あの頃の私も少し報われたような気がしました。

過去の経験が、こんなふうに意味を持つ日が来るとは思っていませんでした。ヘアドネーション、してよかったです。


受領証は、30cm以上の髪の毛を提供した「こどもケアウィッグ」用の提供者のうち、希望する方のみ発行していただけます。レターパックで送る際、品名の欄に「受領証希望」と記載することで申請できます。

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